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透明な便「粘液便」

   

透明な便「粘液便」

人間の体には自己修復能力が備わっており、怪我をした際も血液がかさぶたになって、徐々に自己治癒していきます。
これは腸内でもいえることで、大腸内が傷ついた際これを修復するために大腸は粘液を出します。
この粘液が大便と混ざって排出されたものが粘液便です。
大体色は白っぽいものや、ピンクで大腸の壁の傷が治ると同時に粘液便もおさまります。大腸に傷がついている状態はいいとは言えませんが、粘液がきちんと分泌されるのは正常な証拠なので粘液自体に異常はありません。
この粘液はもともと大便を腸内で移動させるためにも分泌される必要不可欠なもので、滑りをよくするなど便秘防止にも役立っているのです。
少量の油膜のようなものが少し混ざって大便についているくらいですと心配することはありません。
しかしこの粘液が少しずつ増えていく、または身体に不調が現れだした場合一度病院で検査を受けた方がいでしょう。血便や下血の症状を引き起こしてしまう場合もあります。
しかし健康な人でも暴飲暴食などの影響で急激に腸が動き、粘液がでることもあります。
本来腸内であるべきものなので、出てしまっても過敏になるほどでもありませんが、粘液便が出たらその後の経過を観察してみましょう。

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