怖い病気の潜む灰色の便
怖い病気の潜む灰色の便
人間ドッグでバリウムを飲んだ後、排便時に白い便は出ます。段々と色が薄れていき、経過として灰色の便は出ますがすぐに色は戻ります。
要注意なのは数日間にわたり灰色の便が出続けることで、それは恐ろしい病気のサインかもしれません。
ウイルス感染により引き起こされるもので、ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスによるものがあります。トイレから出られないほどの下痢を起こし、激しい嘔吐と高い発熱を引き起こします。
感染力が非常に高く、有効な抗ウイルス剤が存在しないため対症療法しか打つ手がありません。
コレラの場合も灰色の水様便と嘔吐の症状が出て、1時間で約1リットルもの水分と塩分を失う恐ろしい病気です。
他にも胆嚢の病気として胆嚢がん、胆嚢炎が挙げられます。胆嚢炎は進行すると、がんに移行してしまうこともあり、ひどいと胆嚢自体を摘出しなければならなくなります。その場合今後の肉の脂身を摂取すると嘔吐たり食生活に制限が起きるなどの影響を及ぼすので大変です。
これらの病気はいずれも命にかかわるものなので、灰色の便が出た場合すぐに病院にかかりましょう。進行してしまうと手遅れになる病気が多い、怖いサインが灰色の便です。