便の色が白いときは
便の色が白いときは
白便と呼ばれる状態の便で、原因は消化不良や栄養不足が考えられます。
胆汁が出てこそ便の色は黄色や茶色になりますが、その胆汁が出ない場合は胆汁の色素が便に混ざらないため便の色は白色になります。胆汁を分泌する栄養が身体に回っていないというのは栄養状態としては深刻です。ダイエット中の方で白便がでた方は身体に無理が生じていますので、きちんと栄養を摂るようにしましょう。
暴飲暴食を繰り返したときも、胆汁を異常に消費した場合も一時的に胆汁が足りなくなり白い便が出るときもあります。
胆汁が出ないというのは食生活の乱れによることが多いので、心当たりのある方は食生活の改善が必要です。
また、食生活だけが原因ではなく重篤な病気が起こっている危険もあります。
例えばロタウイルスに感染すると便は、米のとぎ汁のような白い便が出ます。ロタウイルスは大体5歳までに100%感染し、その後免疫によって体は守られます。
大人が感染した場合軽いむかつきや倦怠感が起こる程度なので軽い症状のまま自然治癒しますが、大人から子供に感染し子供が重篤な症状に至る危険もありますので注意しましょう。
健康診断でバリウムを飲んだ後も白い便は出ますがバリウムが排出されているだけなのでなにも心配はありません。