便の色

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コールタールのような便

   

コールタールのような便

のりやイカスミなどを摂取した際にそのままの状態で出ていて一見黒いコールタールのような便が出るときもあります。
造血剤を服用した際にも真っ黒な便が出て、一見タール便のようなものが出て驚く方もいますが、造血剤の中身はまさしくFe(鉄分)なのでその作用で便は黒い色となるのです。
他にも抗生物質を服用した際も見られますがいずれもタール便ではありませんので心配はありません。
ですがこれらの食品や薬を摂取していないときに出るコールタールのような便は消化器の異常が考えられます。
タール便というのは真っ黒でどろりとした下痢の状態で排出され、原因としては胃や十二指腸からの大量出血が考えられるのでできるだけ早く医療機関で受診しましょう。わずかな出血ではタール便にはなりません。
胃酸と血液が混合することにより血液は黒く変色し、その血の量が大量であるとタール便になります。
大量の鼻出血、口腔内出血を飲み込んだ後にもみられますが胃、十二指腸、食道の潰瘍やがんの可能性もあるので病院ですぐに検査をうけるべきです。
大量出血を起こしている病気はいずれも重症のものが多く、命にかかわる危険性があります。
きちんと治す為には早めの受診が何よりも大切なのです。

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